開発事例 development example
柔軟な発想と開発力で、お客様の「欲しい」をカタチにします。
宇宙開発、地下資源開発の探索機器から、タオルの自動折畳み機、ラベル貼付け装置まで、メーカーの課題を解決する数々の機器を、斬新なアイデアで開発してきました。
半自動ラベル貼付け装置
お客様医療容器製造メーカー様
プラスティック製採便容器
ご相談内容(課題)ラベル貼りを効率化したい
医療検査用の「プラスティック製採便容器」を量産したいとのご相談がありました。手間がかかるのは、名前などを書き込むためのシールを採便容器に貼る過程。手貼りでは熟練のパートさんでも1個15秒はかかっていました。単純計算すると、1人のパートさんが1日でこなせる量は1680個。自動化装置2台でのご希望目標値は、1日に12000個でした。
課題解決!国内シェアNo.1に
開発したのは、前面、側面、後面の3面貼りが同時にできる自動化装置でした。これにより、ラベル貼付け時間は1個3秒弱に短縮。大幅な省時間につながり、圧倒的な差で他メーカーを引き離して国内シェアトップになられました。手貼りではゆがみが出るケースもありましたが、機械では正確な仕上がりのため受注量も増えて、結果的には新たなパート社員さんを雇い入れられたということです。
純金計量袋詰装置
お客様金箔加工メーカー様
ご相談内容(課題)金の端材を正確に計量したい
京都の金箔加工メーカー様から、金箔をカットする際に出た端材を正確に計量して袋詰めする装置の開発依頼がありました。袋詰めの金箔は、漆塗りの容器などの装飾や酒、料理用として販売されていました。金箔は、1g4~5千円と非常に高価なので、計量には少しの誤差も許されません。しかし軽いので計量が非常に難しく、さらに金粉は電子機器に影響を与えるため、機械自体の構造などにも注意が必要でした。
課題解決!損失を徹底排除
3g、4g、5gといった微量を計量し、袋詰めにする。人が耳かきを使って行う繊細な作業を自動化するという難題をいただきましたが、ある計量器メーカーとの共同開発に成功。自動化装置を納入することができました。機械での正確な計量が可能になったことで、人為的な作業は激減。保安面での懸念もなくなり、金を購入する方にも安定供給できると、お客様から喜びの声をいただいています。
地中探索アームロボット(アメリカ・モックアップ)
お客様プラントメーカー様
ご相談内容(課題)金の端材を正確に計量したい
地中2000メートル、摂氏200度、200気圧という作業環境で探査作業が可能な、カメラを搭載したアームロボットの動作確認用のモックアップを製作して欲しい、とプラントメーカー様からのご依頼がありました。アームの機能に要求されたのは、手首の自由な動きとともに360度捻転できる操作性を持たせること。手動式と電動式、3種類のモックアップの提案が必要でした。
課題解決!新燃料の発見をサポート
想像もできない環境の中で探査の成果を上げるには、どのような機械にしなければならないのか。難題を解決するために、納得するまでモックアップを作り続けました。完成した試作品は高く評価され採用されました。モックアップをもとに完成したアームロボットによって、地底に存在する有効なエネルギーが発見でき、新燃料の実用化という結果にも結びつきました。現在も探査ロボットは、地中深くにある新燃料の埋蔵場所や埋蔵量を探る役割を担って米国で活躍しています。
タオル自動折畳装置
お客様タオル製造メーカー様
ご相談内容(課題)タオルの折畳みを自動化したい
タオル折畳装置の自動化開発は四国のタオル製造メーカー様からのご依頼でした。タオルを折畳む作業は20人ほどのパートさんの手作業でしたが、なんとか省力化したいとのことでした。布地の滑りが悪いうえ、印刷インクを使う部分などの条件の違いがあり、タオルを折畳む機械技術の開発は困難を極めました。
課題解決!日本初のタオル折畳装置
開発した機械は三層の構造からなり、一層、二層の部分でタオルの折り目部分に鉄板を縦に差し込み、下層へ落として三層目で観音折りに仕上げるという自動化装置でした。曲がりやすい材質の鉄板をいかに真っすぐに保つのか、開発で頭を悩ませたのはその部分でした。そして、完成したのが日本で初めてのタオル自動折畳装置です。これにより人件費が半減したばかりかタオルを美しく折畳むことが可能になりました。
コンテナダンプ排出装置
お客様港湾運搬会社様
ご相談内容(課題)エネルギー原料の運搬を効率化したい
2011年に発生した東日本大震災の後、日本は電力不足に陥り、火力発電による電力の供給が急務でした。そして火力発電の化石燃料は、海外からの輸入に頼るしかありませんでした。しかし、貨物船で運ばれてきた燃料となるタイヤチップを積載した30tのコンテナ50台を、火力発電所まで輸送して荷下ろしするのは多大な労力を要するものでした。この作業をなんとか効率化できないかというご依頼でした。
課題解決!安定した電力エネルギーの供給に貢献
答えはダンプアップ方式にありました。トレーラーで貨物船まで運んだコンテナの片方をクレーンで吊り上げて、中身だけを船艙に直接落とし入れて火力発電所まで運ぶという方式です。従来より貨物船での輸送はありましたが、2台のクレーンを使ってコンテナごと吊り上げて貨物船に積み込むのが通常でした。この場合は高度なオペレート技術を要しましたが、開発したコンテナダンプはクレーン1台なので操作性もよく、作業員は12人から5人に。作業効率が大幅に向上し、結果的に安定した電力エネルギーの供給に貢献できました。
その他 開発事例
- ロ布レス
- ブレスガン
- ブレスライダー(空気搬送等)
- 水切り用エアワイパー
- 原子力発電設備用遠隔監視ロボット
- 宇宙空間用アームロボット
- エアタンカー
- 非破壊検査用4輪自走ロボット
- シリコンLEDレンズ自動搬送整列装置
- 金型加温炉
- エアキャリパー
- 水滴除去ノズルガイド
- 鋼材搬送エアー昇降式移載装置
- タイルカーペット定寸送り装置
- アイスコンバー
- スクリーン印刷機一体型半自動装置
- 介護ロボット開発品組立協力
- 半導体検証装置
- Yシャツ自動ボタン付け装置
- 壜(ビン)乾燥ライン
- 点滴チューブ切断・カシメ装置
- アスベスト回収装置
- 納豆菌乾燥装置
- 振動式イリコ箱詰めライン
- 生梅連続定量回収装置
- インスタントラーメン具材定量搬送装置
- 菓子搬送コンベアライン
- 長ネギ皮むき装置
※その他多数